- FirewallDサービスの起動確認: まず最初に、FirewallDサービスが起動しているかどうか確認しましょう。以下のコマンドを使用して、サービスのステータスを確認します。
systemctl status firewalld
もしサービスが停止している場合、次のステップでサービスを起動します。
sudo systemctl start firewalld
- FirewallDの自動起動設定: FirewallDをシステム起動時に自動的に起動するように設定することもできます。以下のコマンドを使用して、自動起動が有効になっているか確認します。
systemctl is-enabled firewalld
もし無効になっている場合、以下のコマンドを使用して自動起動を有効化します。
sudo systemctl enable firewalld
- ファイアウォールルールの設定: FirewallDが正常に実行されている場合でも、適切なファイアウォールルールが設定されていない可能性があります。ファイアウォールルールは、ネットワークトラフィックを制御し、セキュリティを向上させる役割を果たします。
以下は、FirewallDを使用して特定のポートを開放する例です。
sudo firewall-cmd --zone=public --add-port=80/tcp --permanent
sudo firewall-cmd --reload
上記の例では、ポート80のTCPトラフィックを許可するルールが追加されます。必要に応じて、ポート番号やプロトコルを変更してください。
- SELinuxの設定: SELinux(Security-Enhanced Linux)は、Linuxシステムのセキュリティポリシーを強化するための仕組みです。SELinuxがFirewallDの正常な動作に影響を与えている可能性があるため、一時的に無効化してみることも考えられます。
SELinuxを一時的に無効化するには、以下のコマンドを使用します。
sudo setenforce 0
以上が、「FirewallD is not running...」エラーメッセージの原因分析と解決策のいくつかです。これらの手順とコード例を使用して、FirewallDを正常に実行できるように設定してください。