Linuxコマンドの使用方法とコード例:$@の意味と使い方


$@は、シェルスクリプトやコマンドライン引数の特殊変数です。これは、スクリプトに渡された引数の一覧を表します。具体的には、スクリプトが実行される際に渡された全ての引数を取得することができます。

例えば、以下のようなスクリプトを考えてみましょう。

#!/bin/bash
echo "引数の数: $#"
echo "全ての引数: $@"

このスクリプトでは、$#を使って引数の数を表示し、$@を使って全ての引数を表示しています。スクリプトを実行する際に引数を指定すると、それらの値が表示されます。

$ ./script.sh arg1 arg2 arg3
引数の数: 3
全ての引数: arg1 arg2 arg3

$@は、引数の数に制限がなく、可変長の引数を扱う際に便利です。例えば、スクリプト内でループを使用して引数を処理する場合、$@を使って簡潔なコードを書くことができます。

#!/bin/bash
for arg in "$@"
do
  echo "引数: $arg"
done

このスクリプトでは、$@を使って引数を一つずつ取り出し、処理しています。引数の数に関係なく、全ての引数を繰り返し処理することができます。

以上が、$@の意味と使い方の簡単な説明です。これを参考にして、Linuxでコマンドライン引数を活用する方法を学んでみてください。