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GDAL_LIBRARY_PATHの設定を確認する: GDAL_LIBRARY_PATHは、GDALライブラリがインストールされている場所を指定する環境変数です。まず、次のコマンドを実行して現在の設定を確認します:
echo $GDAL_LIBRARY_PATH
もし何も表示されないか、正しいパスが表示されていない場合は、GDALライブラリのインストール場所を特定し、正しいパスを設定する必要があります。
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GDALライブラリのインストール: GDALライブラリがシステムにインストールされていない場合、このエラーが発生します。GDALは多くのプラットフォームで利用できますので、オペレーティングシステムに合わせた方法でインストールしてください。以下は一般的な方法です:
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Linux (Ubuntu):
sudo apt-get install gdal-bin
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macOS (Homebrew):
brew install gdal
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Windows: GDALの公式ウェブサイトからバイナリインストーラをダウンロードし、インストールします。
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GDAL_LIBRARY_PATHの設定: GDALライブラリが正しくインストールされた場合、GDAL_LIBRARY_PATHを正しいパスに設定する必要があります。ターミナルで次のコマンドを実行して、設定を行います:
export GDAL_LIBRARY_PATH=/path/to/gdal/library
/path/to/gdal/library
の部分には、実際のGDALライブラリのパスを指定します。また、設定を永続化するためには、.bashrc
や.zshrc
ファイルに上記のコマンドを追加します。 -
パスの追加: GDALライブラリが正しく設定されているにもかかわらず、まだエラーメッセージが表示される場合は、システムのパスにGDALライブラリのインストール先を追加する必要があります。
~/.bashrc
や~/.zshrc
ファイルを開き、以下の行を追加します:export PATH="/path/to/gdal/library:$PATH"
再度ターミナルを開き、GDAL関連のコマンドを実行してみてください。
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Pythonの仮想環境の設定: もしPythonを使用していて、仮想環境を利用している場合は、GDALライブラリのパスを仮想環境に追加する必要があります。仮想環境のアクティベートスクリプト(例:
activate
)を開き、以下の行を追加します:export LD_LIBRARY_PATH="/path/to/gdal/library:$LD_LIBRARY_PATH"
/path/to/gdal/library
の部分には、実際のGDALライブラリのパスを指定します。その後、仮想環境を再度アクティベートしてみてください。