Docker Composeのインストールと使用方法:コード例と解説


  1. Docker Composeのインストール手順:

    a. Docker Composeをインストールするには、まずDockerが必要です。Dockerがまだインストールされていない場合は、公式のDockerドキュメントに従ってインストールしてください。

    b. Docker Composeの最新バージョンをダウンロードします。公式のDocker Composeドキュメント(https://docs.docker.com/compose/install/)で、適切なバージョンのダウンロード方法が説明されています。以下は一般的な手順です

    • Linuxシステムの場合:

      $ sudo curl -L "https://github.com/docker/compose/releases/latest/download/docker-compose-$(uname -s)-$(uname -m)" -o /usr/local/bin/docker-compose
      $ sudo chmod +x /usr/local/bin/docker-compose
    • macOSシステムの場合:

      $ sudo curl -L "https://github.com/docker/compose/releases/latest/download/docker-compose-$(uname -s)-$(uname -m)" -o /usr/local/bin/docker-compose
      $ sudo chmod +x /usr/local/bin/docker-compose
    • Windowsシステムの場合: 公式のDocker Composeドキュメントを参照してください。

  2. Docker Composeの使用方法:

    Docker Composeを使用すると、YAML形式のファイルを作成して、複数のコンテナを定義し、一度に起動することができます。以下に、シンプルな例を示します。

    a. プロジェクトディレクトリ内にdocker-compose.ymlという名前のファイルを作成します。

    b. docker-compose.ymlファイルに、各コンテナの定義を記述します。以下は、WordPressとMySQLを使用する例です。

      version: '3'
      services:
        db:
          image: mysql:5.7
          volumes:
            - db_data:/var/lib/mysql
          environment:
            - MYSQL_ROOT_PASSWORD=example
    
        wordpress:
          depends_on:
            - db
          image: wordpress:latest
          ports:
            - "8000:80"
          volumes:
            - ./wp-content:/var/www/html/wp-content
          environment:
            - WORDPRESS_DB_HOST=db
            - WORDPRESS_DB_USER=root
            - WORDPRESS_DB_PASSWORD=example
      volumes:
        db_data:

    c. コマンドラインで、プロジェクトディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行して、コンテナを起動します。

      $ docker-compose up -d

    上記のコマンドは、バックグラウンドでコンテナを起動します。

    d. コンテナが起動したら、ブラウザでhttp://localhost:8000にアクセスすると、WordPressのインストール画面が表示されます。

これで、Docker Composeのインストールと使用方法についての解説を終わります。Docker Composeを使用することで、複数のコンテナを簡単に管理することができます。さまざまなアプリケーションの開発やテストに役立つでしょう。