- Raspberry PiのOSを最新のバージョンにアップデートします。ターミナルで次のコマンドを実行します。
sudo apt update
sudo apt upgrade
- Dockerをインストールします。Raspberry Pi上でDockerを実行するためには、Dockerの公式インストールスクリプトを使用するのが便利です。以下のコマンドを実行します。
curl -sSL https://get.docker.com | sh
- Docker Composeをインストールします。ターミナルで以下のコマンドを実行します。
sudo pip install docker-compose
- インストールが完了したら、Docker Composeのバージョンを確認します。
docker-compose --version
- Docker Composeを使用して、マイクロサービスをコンテナ化する例を紹介します。以下は、Docker Composeを使用してWordPressとMySQLの環境を構築する例です。
まず、適当なディレクトリにdocker-compose.yml
という名前のファイルを作成します。
version: '3'
services:
db:
image: mysql:5.7
volumes:
- db_data:/var/lib/mysql
restart: always
environment:
MYSQL_ROOT_PASSWORD: password
MYSQL_DATABASE: wordpress
MYSQL_USER: wordpress
MYSQL_PASSWORD: wordpress
wordpress:
depends_on:
- db
image: wordpress:latest
ports:
- '8080:80'
restart: always
environment:
WORDPRESS_DB_HOST: db:3306
WORDPRESS_DB_USER: wordpress
WORDPRESS_DB_PASSWORD: wordpress
volumes:
db_data:
上記のコードでは、MySQLとWordPressの2つのサービスを定義しています。MySQLのデータはdb_data
という名前のボリュームに保存されます。WordPressはポート8080でアクセスできます。
- 作成した
docker-compose.yml
ファイルがあるディレクトリで、以下のコマンドを実行してコンテナを起動します。
docker-compose up -d
これにより、WordPressとMySQLのコンテナが作成され、バックグラウンドで実行されます。
以上が、Raspberry PiにDocker Composeをインストールして使用する方法の概要です。Docker Composeを使用することで、複数のコンテナを簡単に管理できます。これにより、マイクロサービスの開発やデプロイメントがスムーズになります。詳細な設定や他のコンテナの追加方法については、Docker Composeの公式ドキュメントを参照してください。