Raspberry PiにDocker Composeをインストールする方法


  1. Raspberry PiのOSを最新のバージョンにアップデートします。ターミナルで次のコマンドを実行します。
sudo apt update
sudo apt upgrade
  1. Dockerをインストールします。Raspberry Pi上でDockerを実行するためには、Dockerの公式インストールスクリプトを使用するのが便利です。以下のコマンドを実行します。
curl -sSL https://get.docker.com | sh
  1. Docker Composeをインストールします。ターミナルで以下のコマンドを実行します。
sudo pip install docker-compose
  1. インストールが完了したら、Docker Composeのバージョンを確認します。
docker-compose --version
  1. Docker Composeを使用して、マイクロサービスをコンテナ化する例を紹介します。以下は、Docker Composeを使用してWordPressとMySQLの環境を構築する例です。

まず、適当なディレクトリにdocker-compose.ymlという名前のファイルを作成します。

version: '3'
services:
  db:
    image: mysql:5.7
    volumes:
      - db_data:/var/lib/mysql
    restart: always
    environment:
      MYSQL_ROOT_PASSWORD: password
      MYSQL_DATABASE: wordpress
      MYSQL_USER: wordpress
      MYSQL_PASSWORD: wordpress
  wordpress:
    depends_on:
      - db
    image: wordpress:latest
    ports:
      - '8080:80'
    restart: always
    environment:
      WORDPRESS_DB_HOST: db:3306
      WORDPRESS_DB_USER: wordpress
      WORDPRESS_DB_PASSWORD: wordpress
volumes:
  db_data:

上記のコードでは、MySQLとWordPressの2つのサービスを定義しています。MySQLのデータはdb_dataという名前のボリュームに保存されます。WordPressはポート8080でアクセスできます。

  1. 作成したdocker-compose.ymlファイルがあるディレクトリで、以下のコマンドを実行してコンテナを起動します。
docker-compose up -d

これにより、WordPressとMySQLのコンテナが作成され、バックグラウンドで実行されます。

以上が、Raspberry PiにDocker Composeをインストールして使用する方法の概要です。Docker Composeを使用することで、複数のコンテナを簡単に管理できます。これにより、マイクロサービスの開発やデプロイメントがスムーズになります。詳細な設定や他のコンテナの追加方法については、Docker Composeの公式ドキュメントを参照してください。