Jinjaテンプレートでの自動エスケープの回避方法


  1. rawフィルターを使用する方法: rawフィルターを使用すると、Jinjaテンプレート内の特定の変数やブロックをエスケープせずに出力することができます。以下は、rawフィルターの使用例です。
{{ variable | raw }}
  1. safe変数を使用する方法: safe変数を使用すると、Jinjaテンプレート内で安全な文字列をマークすることができます。safe変数でマークされた文字列は、自動エスケープの対象外となります。以下は、safe変数の使用例です。
{{ variable | safe }}
  1. テンプレートのエスケープ設定を変更する方法: Jinjaの環境設定を変更することで、テンプレート全体で自動エスケープを無効にすることもできます。以下は、環境設定の変更例です。
from jinja2 import Environment, select_autoescape
env = Environment(autoescape=select_autoescape(enabled_extensions=('html', 'xml'), default_for_string=False))

この設定では、'html'と'xml'拡張子のファイルは自動エスケープが有効となりますが、文字列は自動エスケープが無効となります。

これらの方法を使用することで、Jinjaテンプレートでの自動エスケープを回避することができます。ただし、自動エスケープを無効にする場合は、セキュリティに注意しなければならないことに留意してください。