Spring BootでH2データベースの依存関係を追加する方法とサンプルコード


Spring BootプロジェクトでH2データベースを使用するためには、以下の手順に従う必要があります。

  1. build.gradle(またはpom.xml)ファイルにH2データベースの依存関係を追加します。以下は、Gradleを使用している場合の例です。
dependencies {
    implementation 'org.springframework.boot:spring-boot-starter-data-jpa'
    runtimeOnly 'com.h2database:h2'
}
  1. application.properties(またはapplication.yml)ファイルで、H2データベースの接続設定を定義します。以下は、メモリ内にデータベースを作成する場合の例です。
spring.datasource.url=jdbc:h2:mem:testdb
spring.datasource.driverClassName=org.h2.Driver
spring.datasource.username=sa
spring.datasource.password=
spring.jpa.database-platform=org.hibernate.dialect.H2Dialect
  1. データベースにアクセスするためのエンティティクラスを作成します。次の例では、Userエンティティを作成しています。
import javax.persistence.*;
@Entity
@Table(name = "users")
public class User {
    @Id
    @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
    private Long id;
    private String name;
    private String email;
    // getters and setters
    // constructors
}
  1. リポジトリインターフェースを作成して、データベース操作を定義します。次の例では、Userリポジトリを作成しています。
import org.springframework.data.repository.CrudRepository;
public interface UserRepository extends CrudRepository<User, Long> {
}

これで、Spring BootプロジェクトでH2データベースの依存関係を追加し、データベースの操作を行う準備が整いました。以上の手順を実行することで、簡単にH2データベースを使用することができます。