Spring Bootにおけるコンテキストパスの設定方法


  1. application.propertiesファイルを編集する方法: Spring Bootプロジェクトのsrc/main/resourcesディレクトリにあるapplication.propertiesファイルを開きます。ファイルが存在しない場合は、新しく作成します。次に、以下のプロパティを追加します。

    server.servlet.context-path=/myapp

    上記の例では、コンテキストパスを「/myapp」として設定しています。この設定により、アプリケーションは「http://localhost:8080/myapp」のURLでアクセスできるようになります

  2. application.ymlファイルを編集する方法: もしプロジェクトがapplication.ymlファイルを使用している場合は、以下のように記述します。

    server:
     servlet:
       context-path: /myapp

    application.ymlファイルには、application.propertiesファイルと同様のプロパティを記述することができます。

  3. コードでの設定方法: もしプロパティファイルを使用せずにコードでコンテキストパスを設定したい場合は、Spring Bootの@Configurationクラスを作成し、以下のように記述します。

    import org.springframework.boot.web.servlet.ServletContextInitializer;
    import org.springframework.context.annotation.Configuration;
    import javax.servlet.ServletContext;
    import javax.servlet.ServletException;
    @Configuration
    public class ContextPathConfiguration implements ServletContextInitializer {
       @Override
       public void onStartup(ServletContext servletContext) throws ServletException {
           servletContext.setContextPath("/myapp");
       }
    }

    上記の例では、ServletContextInitializerを実装し、onStartupメソッド内でコンテキストパスを設定しています。

これらの方法を使用することで、Spring Bootアプリケーションのコンテキストパスを設定することができます。これにより、アプリケーションのURLパスが変更され、正しいパスでアクセスできるようになります。