まず、Dagger Kaptを使用するために、プロジェクトのビルドスクリプトに必要な依存関係を追加する必要があります。通常、プロジェクトのbuild.gradleファイルに次の行を追加します:
dependencies {
implementation 'com.google.dagger:dagger:2.x' // Daggerの依存関係
kapt 'com.google.dagger:dagger-compiler:2.x' // Dagger Kaptの依存関係
}
次に、Dagger Kaptプラグインをプロジェクトに追加する必要があります。build.gradleファイルの上部に次の行を追加します:
apply plugin: 'kotlin-kapt'
これにより、Kotlinの場合はKaptプラグインが有効になります。Javaを使用している場合は、代わりにapply plugin: 'java-kapt'
を追加します。
これで、Dagger Kaptの依存関係とプラグインの設定が完了しました。次に、Daggerを使用して依存関係を注入するための簡単なコード例を見てみましょう。
まず、依存関係を注入するクラスに@Inject
アノテーションを追加します。例えば、以下のようなクラスがあるとします:
public class MyExampleClass {
@Inject
public MyExampleClass() {
// コンストラクタの注入
}
}
次に、依存関係を使用するクラスで@Inject
アノテーションを使用して、インスタンスを注入します。例えば:
public class AnotherClass {
@Inject
private MyExampleClass myExample;
public void doSomething() {
// myExampleを使用して何かを行う
}
}
これにより、Daggerは依存関係を自動的に解決し、インスタンスを注入します。