JavaFXでShift+Enterを使用して改行する方法


方法1: イベントハンドリングを使用する方法 JavaFXでは、キーボードイベントをハンドリングして特定のキー入力に応じてアクションを実行することができます。以下は、TextAreaでShift+Enterを押した場合に改行を挿入する方法の例です。

TextArea textArea = new TextArea();
textArea.setOnKeyPressed(event -> {
    if (event.getCode() == KeyCode.ENTER && event.isShiftDown()) {
        textArea.appendText("\n");
    }
});

上記のコードでは、TextAreaのsetOnKeyPressedメソッドを使用してキーボードイベントをハンドリングしています。event.getCode()メソッドを使用して押されたキーのキーコードを取得し、event.isShiftDown()メソッドを使用してShiftキーが押されているかどうかを判定しています。条件が満たされた場合、textArea.appendText("\n")を使用して改行を挿入しています。

方法2: カスタムのキーコードを使用する方法 もう1つの方法は、キーコードをカスタム定義してShift+Enterに対応させる方法です。以下はその例です。

TextArea textArea = new TextArea();
textArea.setOnKeyPressed(event -> {
    if (event.getCode() == KeyCode.ENTER && event.isShortcutDown()) {
        textArea.appendText("\n");
    }
});
textArea.addEventFilter(KeyEvent.KEY_PRESSED, event -> {
    if (event.getCode() == KeyCode.ENTER && event.isShiftDown()) {
        event.consume(); // キーコードをカスタム定義するため、デフォルトのENTERアクションを無効化する
        textArea.fireEvent(new KeyEvent(
                textArea, textArea, KeyEvent.KEY_PRESSED, "\n", "\n", KeyCode.ENTER, event.isShiftDown(),
                event.isControlDown(), event.isAltDown(), event.isMetaDown()));
    }
});

上記のコードでは、setOnKeyPressedメソッドとaddEventFilterメソッドを使用してキーボードイベントをハンドリングしています。setOnKeyPressedメソッドでは、デフォルトのENTERアクションを実行せずに改行を挿入しています。addEventFilterメソッドでは、カスタムのキーコードを使用してShift+Enterに対応させるため、デフォルトのENTERアクションを無効化しています。

これらの方法を使用することで、JavaFXのTextAreaでShift+Enterを押すと改行を挿入することができます。