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パイプの目的を分析する: まず、パイプを使用する目的を明確にします。たとえば、日付のフォーマット変換、数値の書式設定、テキストの切り取りなど、さまざまな目的があります。
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ビルトインパイプを使用する: Angularには、さまざまなビルトインパイプが用意されており、一般的な変換や表示形式の制御に使用できます。例えば、以下のようなものがあります。
- DatePipe: 日付のフォーマット変換
- CurrencyPipe: 通貨の表示形式設定
- UpperCasePipe: テキストを大文字に変換
- LowerCasePipe: テキストを小文字に変換
- SlicePipe: テキストの一部を切り取る
これらのビルトインパイプは、Angularのテンプレート内で簡単に使用することができます。
- カスタムパイプを作成する: ビルトインパイプでは対応していない特定の変換や表示形式を必要とする場合、カスタムパイプを作成することもできます。以下は、カスタムパイプを作成する手順の一例です。
ng generate pipe
コマンドを使用して、新しいカスタムパイプを生成します。- パイプクラス内で、
transform
メソッドを実装し、必要な変換ロジックを記述します。 - テンプレートでカスタムパイプを使用します。
- パイプをテンプレートに適用する: パイプを使用するには、Angularコンポーネントのテンプレート内でパイプを適用する必要があります。以下のような例を参考にしてください。
<p>{{ date | date:'yyyy/MM/dd' }}</p>
<p>{{ amount | currency:'USD':'symbol':'1.2-2' }}</p>
<p>{{ text | uppercase }}</p>
上記の例では、date
変数を日付のフォーマットに変換し、amount
変数を通貨の表示形式に変換し、text
変数を大文字に変換しています。