React Routerは、Reactアプリケーションでルーティングを管理するための人気のあるライブラリです。URLのパスに基づいて異なるコンポーネントを表示したり、特定のパラメータを使用してデータを取得したりすることができます。
まず、React Routerをインストールします。以下のコマンドを使用して、プロジェクトにReact Routerを追加します。
npm install react-router-dom
React Routerの基本的な使い方は、ルーティングを定義することです。以下は、URLのパスに基づいて異なるコンポーネントを表示する例です。
import { BrowserRouter as Router, Route, Switch } from 'react-router-dom';
function App() {
return (
<Router>
<Switch>
<Route exact path="/" component={Home} />
<Route path="/about" component={About} />
<Route path="/products" component={Products} />
</Switch>
</Router>
);
}
function Home() {
return <h1>ホームページ</h1>;
}
function About() {
return <h1>このアプリについて</h1>;
}
function Products() {
return <h1>製品一覧</h1>;
}
上記の例では、ルートパス(/)、/about、および/productsのそれぞれに対して異なるコンポーネントが表示されます。
次に、URLのパラメータからデータを取得する方法を見てみましょう。以下は、URLのパラメータを使用してユーザーのIDを取得する例です。
import { BrowserRouter as Router, Route, Switch, useParams } from 'react-router-dom';
function App() {
return (
<Router>
<Switch>
<Route exact path="/" component={Home} />
<Route path="/user/:id" component={User} />
</Switch>
</Router>
);
}
function User() {
let { id } = useParams();
return <h1>ユーザーID: {id}</h1>;
}
上記の例では、URLのパスにある「/user/:id」の:id部分を取得して表示しています。たとえば、URLが「/user/123」の場合、ユーザーIDとして「123」が表示されます。
これはReact Routerを使用してURLからデータを取得する方法の基本的な例です。必要に応じて、さらに高度なルーティングやデータ取得のロジックを実装することもできます。