TypeScriptクラスコンストラクタのデフォルト値


デフォルト値を持つクラスコンストラクタを定義するには、引数の後ろに等号とデフォルト値を指定します。例えば、次のようなクラスがあります。

class Person {
  name: string;
  age: number;
  constructor(name: string = "Unknown", age: number = 0) {
    this.name = name;
    this.age = age;
  }
}
// 使用例
const person1 = new Person();
console.log(person1.name); // 出力: "Unknown"
console.log(person1.age); // 出力: 0
const person2 = new Person("John", 25);
console.log(person2.name); // 出力: "John"
console.log(person2.age); // 出力: 25

上記の例では、Personクラスのコンストラクタは2つの引数を取りますが、引数が省略された場合にデフォルト値が使用されます。その結果、person1インスタンスではnameが"Unknown"、ageが0となります。

デフォルト値を持つクラスコンストラクタを使用することで、引数の指定を省略することができます。また、デフォルト値を指定することで、初期化の際に必ずしも値を指定する必要がなくなります。

この方法を使用することで、柔軟なクラス設計が可能になります。デフォルト値を持つコンストラクタを使用することで、異なる値の組み合わせでインスタンスを作成することができます。

上記の例は非常にシンプルなものですが、実際のプロジェクトではより複雑な初期化ロジックやデフォルト値の設定が必要な場合もあります。しかし、基本的な考え方は同じです。コンストラクタの引数にデフォルト値を設定することで、柔軟なクラス設計を行うことができます。

以上が、TypeScriptでクラスコンストラクタにデフォルト値を設定する方法です。