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ルーティングの基本概念: Expressのルーティングは、クライアントからのリクエストに対して適切な処理を行うためのパスとハンドラを関連付ける仕組みです。ルートの定義にはHTTPメソッド(GET、POST、PUT、DELETEなど)とパス(URLパターン)が使用されます。
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ルートの定義とハンドラの設定: Expressでは、appオブジェクトのメソッドを使用してルートを定義し、ハンドラ関数を設定します。以下の例は、GETメソッドでの「/users」パスへのリクエストに対するハンドラの設定例です。
app.get('/users', (req, res) => {
// ハンドラの処理内容
res.send('ユーザー一覧を表示します');
});
- ルートパラメータ: Expressでは、ルート内のパラメータを使用して、動的なURLパターンを作成することができます。以下の例は、ユーザーIDを受け取る「/users/:id」パスへのリクエストに対するハンドラの設定例です。
app.get('/users/:id', (req, res) => {
const userId = req.params.id;
// ユーザーIDに基づいた処理
res.send(`ユーザーID ${userId} の情報を表示します`);
});
- ミドルウェアの使用: Expressでは、ルートハンドラの前後にミドルウェア関数を挿入することができます。ミドルウェアは、リクエストやレスポンスの加工、認証、エラーハンドリングなどの機能を提供します。以下の例は、特定のルートに対してミドルウェア関数を適用する方法です。
const middleware = (req, res, next) => {
// ミドルウェアの処理
next(); // 次のハンドラに制御を渡す
};
app.get('/users', middleware, (req, res) => {
// ハンドラの処理内容
res.send('ユーザー一覧を表示します');
});
Expressのルーティングには他にも多くの機能がありますが、上記の基本的な概念とコード例を押さえておくことで、Expressを効果的に利用することができます。詳細なドキュメントやチュートリアルも利用するとさらに理解が深まるでしょう。