Sequelizeでの「raw: true」の使用方法と意味解説


Sequelizeでは、raw: trueというオプションを使用して、生のSQLクエリを実行することができます。このオプションを使用すると、Sequelizeが自動的に生成するクエリをバイパスし、直接生のSQLを実行することができます。

raw: trueを使用する場合、以下のようにクエリを実行します。

const results = await sequelize.query('SELECT * FROM users', { raw: true });

この例では、SELECT * FROM usersという生のSQLクエリが実行されます。raw: trueを指定することで、Sequelizeは結果をモデルのインスタンスではなく、生のデータとして返します。

raw: trueの使用にはいくつかの注意点があります。まず、生のSQLクエリを直接実行するため、セキュリティ上のリスクが存在します。入力値のサニタイズやプレースホルダの使用に注意してください。

また、raw: trueを使用すると、Sequelizeの強力なORM機能が一部制限されます。関連するモデルのプロパティやメソッドは使用できず、自分でクエリを構築する必要があります。

「raw: true」の使用は、特定の状況で便利な場合がありますが、注意が必要です。ORMの利点を最大限に活用するためには、Sequelizeが提供するモデルとクエリビルダーの機能を使用することをお勧めします。

以上が、Sequelizeで「raw: true」を使用する方法とその意味についての説明です。