スイッチ文は、ある式の結果に基づいて、複数のケースの中から一致するケースを実行するという動作をします。以下にスイッチ文の基本的な構文を示します。
switch (式) {
case 値1:
// 値1に一致する場合の処理
break;
case 値2:
// 値2に一致する場合の処理
break;
...
default:
// どのケースにも一致しない場合の処理
break;
}
スイッチ文の式の結果が、各ケースの値と一致する場合、そのケースの処理が実行されます。処理が終了すると、ブロックを抜けてスイッチ文全体を終了します。一致するケースがない場合は、デフォルトの処理が実行されます。
スイッチ文は、複数のif-else文を使うよりもコードを短く明瞭にすることができます。特に、ケースの数が多い場合や、ケースごとの処理が複雑な場合には特に有用です。
以下にいくつかのスイッチ文の使い方とコード例を示します。
- 数値に基づく条件分岐:
int number = 3;
switch (number) {
case 1:
System.out.println("1です");
break;
case 2:
System.out.println("2です");
break;
case 3:
System.out.println("3です");
break;
default:
System.out.println("1から3の範囲外です");
break;
}
- 文字列に基づく条件分岐:
String fruit = "apple";
switch (fruit) {
case "apple":
System.out.println("りんごです");
break;
case "orange":
System.out.println("オレンジです");
break;
case "banana":
System.out.println("バナナです");
break;
default:
System.out.println("りんご、オレンジ、バナナ以外の果物です");
break;
}
- 列挙型に基づく条件分岐:
enum Day {
MONDAY, TUESDAY, WEDNESDAY, THURSDAY, FRIDAY, SATURDAY, SUNDAY
}
Day day = Day.MONDAY;
switch (day) {
case MONDAY:
System.out.println("月曜日です");
break;
case TUESDAY:
System.out.println("火曜日です");
break;
...
default:
System.out.println("平日ではありません");
break;
}
スイッチ文は、プログラミングにおける条件分岐の一つであり、多様な場面で活用されています。この記事では、スイッチ文の基本的な使い方といくつかのコード例を紹介しました。スイッチ文を使うことで、コードをより簡潔に書くことができます。ぜひ、これらの例を参考にして、自身のプログラミングに活かしてみてください。