- 基本的な構文: アロー関数は次のような構文を持ちます。
const functionName = (parameters) => {
// 関数の本体
};
functionName
は関数の名前でなく、任意の変数名を指定できます。parameters
は関数の引数を表し、必要に応じて省略することもできます。関数の本体は波括弧 {}
内に記述します。
- 引数の数が1つの場合:
引数が1つの場合、波括弧
{}
と引数の丸括弧()
を省略できます。
const functionName = parameter => {
// 関数の本体
};
- 引数のない場合:
引数がない場合は、引数の丸括弧
()
を空にします。
const functionName = () => {
// 関数の本体
};
- 単一の式の場合:
関数の本体が単一の式の場合は、波括弧
{}
を省略できます。また、その結果は自動的に返されます。
const functionName = () => 表現式;
- コールバック関数としての使用:
アロー関数はコールバック関数としてもよく使用されます。例えば、配列の
map()
メソッドやsetTimeout()
関数などで利用できます。
const array = [1, 2, 3];
const newArray = array.map(item => item * 2);
console.log(newArray); // [2, 4, 6]
setTimeout(() => {
console.log("1秒後に実行されるコールバック関数");
}, 1000);
これらはアロー関数の一般的な使用方法の一部です。アロー関数は短く書けるため、コードがスッキリとした構造を持つことができます。しかし、アロー関数にはいくつかの制限もあります。例えば、this
キーワードの挙動が通常の関数と異なるなどです。それらの詳細については、ドキュメントやリファレンスを参照してください。
以上が、JavaScriptにおけるアロー関数の構文と使用方法についての解説です。アロー関数はコードの可読性を向上させるため、積極的に活用すると良いでしょう。