Oracleにおけるvarchar2の長さについての解説


  1. varchar2の最大長さ: varchar2の最大長さは、データベースのバージョンによって異なります。Oracle 12c以前では最大長さは4000バイトでしたが、Oracle 12c以降では最大長さは32767バイト(または32767文字)に拡張されました。ただし、1文字あたりのバイト数は、使用している文字セットによって異なります。

  2. 列の定義での長さ指定: varchar2列を作成する際には、列の定義で長さを指定する必要があります。例えば、以下のようなDDL文で列を作成することができます。

    CREATE TABLE テーブル名 ( 列名 VARCHAR2(長さ) );

    ここで、長さは文字数またはバイト数で指定することができます。ただし、長さを指定しない場合、デフォルトの長さは1です。

  3. 文字数とバイト数の違い: varchar2の長さは、文字数とバイト数の両方で指定することができますが、これらは異なる意味を持ちます。文字数は格納される文字の個数を表し、バイト数は格納されるデータの実際のバイト数を表します。例えば、マルチバイト文字(例: 日本語)を格納する場合、文字数とバイト数は一致しないことがあります。

  4. 文字列の長さの制限: 特定の操作や制約によって、varchar2の長さには制限があります。例えば、インデックスのキー長や外部キーの参照先の列の長さなどが制限される場合があります。これらの制限に違反する場合、エラーが発生します。

以上がvarchar2の長さに関する基本的な情報です。以下に、varchar2の長さを制御するためのいくつかのコード例を示します。

  1. 長さの取得:

    SELECT LENGTH(column_name) FROM table_name;

    このクエリは、指定した列のデータの文字数を取得します。

  2. 列の長さの変更:

    ALTER TABLE table_name MODIFY (column_name VARCHAR2(new_length));

    この文は、指定した列の長さを新しい長さに変更します。

  3. 文字列のトリミング:

    UPDATE table_name SET column_name = TRIM(column_name);

    この文は、指定した列のデータから前後の空白を削除します。

これらの例は、varchar2の長さに関する基本的な操作を示しています。