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varchar2の最大長さ: varchar2の最大長さは、データベースのバージョンによって異なります。Oracle 12c以前では最大長さは4000バイトでしたが、Oracle 12c以降では最大長さは32767バイト(または32767文字)に拡張されました。ただし、1文字あたりのバイト数は、使用している文字セットによって異なります。
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列の定義での長さ指定: varchar2列を作成する際には、列の定義で長さを指定する必要があります。例えば、以下のようなDDL文で列を作成することができます。
CREATE TABLE テーブル名 ( 列名 VARCHAR2(長さ) );
ここで、長さは文字数またはバイト数で指定することができます。ただし、長さを指定しない場合、デフォルトの長さは1です。
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文字数とバイト数の違い: varchar2の長さは、文字数とバイト数の両方で指定することができますが、これらは異なる意味を持ちます。文字数は格納される文字の個数を表し、バイト数は格納されるデータの実際のバイト数を表します。例えば、マルチバイト文字(例: 日本語)を格納する場合、文字数とバイト数は一致しないことがあります。
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文字列の長さの制限: 特定の操作や制約によって、varchar2の長さには制限があります。例えば、インデックスのキー長や外部キーの参照先の列の長さなどが制限される場合があります。これらの制限に違反する場合、エラーが発生します。
以上がvarchar2の長さに関する基本的な情報です。以下に、varchar2の長さを制御するためのいくつかのコード例を示します。
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長さの取得:
SELECT LENGTH(column_name) FROM table_name;
このクエリは、指定した列のデータの文字数を取得します。
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列の長さの変更:
ALTER TABLE table_name MODIFY (column_name VARCHAR2(new_length));
この文は、指定した列の長さを新しい長さに変更します。
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文字列のトリミング:
UPDATE table_name SET column_name = TRIM(column_name);
この文は、指定した列のデータから前後の空白を削除します。
これらの例は、varchar2の長さに関する基本的な操作を示しています。