PostgreSQLでトリガーを作成する方法とエラーハンドリング

2024-02-08 12:47 PostgreSQL トリガー エラーハンドリング

まず、トリガーを作成するためには、CREATE TRIGGERステートメントを使用します。以下に、トリガーを作成するための基本的な構文を示します。

CREATE TRIGGER トリガー名
AFTER|BEFORE イベント
ON テーブル名
FOR EACH ROW
EXECUTE FUNCTION 関数名

このステートメントでは、以下の要素を指定する必要があります。

  • トリガー名: 作成するトリガーの名前を指定します。
  • イベント: トリガーが実行されるタイミングを指定します。AFTERまたはBEFOREのいずれかを選択します。
  • テーブル名: トリガーを作成する対象のテーブル名を指定します。
  • FOR EACH ROW: トリガーが各行に対して実行されることを示します。
  • 関数名: トリガーが実行されたときに呼び出される関数の名前を指定します。

例えば、以下のようなトリガーを作成することができます。

CREATE TRIGGER my_trigger
AFTER INSERT ON my_table
FOR EACH ROW
EXECUTE FUNCTION my_function();

このトリガーは、my_tableテーブルに新しい行が挿入された後に実行され、my_functionという関数が呼び出されます。

トリガーを作成する際に、既存のトリガーがあるかどうかを確認したい場合には、IF NOT EXISTS句を使用することができます。以下に、この句を使用したトリガーの作成例を示します。

CREATE TRIGGER IF NOT EXISTS my_trigger
AFTER INSERT ON my_table
FOR EACH ROW
EXECUTE FUNCTION my_function();

このようにすることで、既に同じ名前のトリガーが存在する場合には、エラーが発生せずに作成をスキップします。