PostgreSQLで自動増分するカラムを主キー以外で使用する方法


  1. シーケンス(Sequence)を使用する方法:

    • シーケンスを作成し、デフォルト値として使用するカラムに関連付けます。

    • 例えば、以下のようなシーケンスを作成します:

      CREATE SEQUENCE my_sequence;
    • カラムのデフォルト値としてシーケンスを設定します:

      ALTER TABLE my_table ALTER COLUMN my_column SET DEFAULT nextval('my_sequence');
    • これにより、カラムが自動的に増分されるようになります。

  2. トリガー(Trigger)を使用する方法:

    • カラムの値を自動的に増分させるトリガーを作成します。

    • 例えば、以下のようなトリガーを作成します:

      CREATE OR REPLACE FUNCTION my_trigger_function()
      RETURNS TRIGGER AS $$
      BEGIN
       NEW.my_column = (SELECT COALESCE(MAX(my_column), 0) + 1 FROM my_table);
       RETURN NEW;
      END;
      $$
      LANGUAGE plpgsql;
      CREATE TRIGGER my_trigger
      BEFORE INSERT ON my_table
      FOR EACH ROW
      EXECUTE FUNCTION my_trigger_function();
    • これにより、行が挿入されるたびにトリガーが実行され、カラムが自動的に増分されます。

  3. ルール(Rule)を使用する方法:

    • ルールを使用して、クエリが実行される度にカラムの値を増分させることができます。

    • 例えば、以下のようなルールを作成します:

      CREATE OR REPLACE RULE my_rule AS
      ON INSERT TO my_table
      DO INSTEAD
      (
       INSERT INTO my_table (my_column)
       SELECT COALESCE(MAX(my_column), 0) + 1 FROM my_table
      );
    • これにより、行が挿入される度にルールが適用され、カラムが自動的に増分されます。

これらの方法を使用することで、PostgreSQLで主キー以外のカラムに自動増分の機能を実装することができます。適切な方法を選択し、データベースの要件に合わせて利用してください。