SQLにおけるデータ型の概要


以下に、SQLで使用される一般的なデータ型とその概要を説明します。

  1. 文字列型 (String Types):

    • CHAR(n): 固定長の文字列で、最大長がnで指定されます。
    • VARCHAR(n): 可変長の文字列で、最大長がnで指定されます。
    • TEXT: 非常に大きな可変長の文字列です。
  2. 数値型 (Numeric Types):

    • INT: 整数値を表します。
    • FLOAT(p): 浮動小数点数で、精度がpで指定されます。
    • DECIMAL(p, s): 固定小数点数で、全体の桁数がp、小数部の桁数がsで指定されます。
  3. 日付/時刻型 (Date/Time Types):

    • DATE: 日付を表します。
    • TIME: 時刻を表します。
    • DATETIME: 日付と時刻の組み合わせを表します。
  4. ブール型 (Boolean Type):

    • BOOLEAN: 真偽値(真または偽)を表します。
  5. その他のデータ型:

    • BLOB: バイナリデータを表します。
    • ENUM: 予め定義された値のリストから1つを選択するために使用されます。
    • JSON: JSON形式のデータを表します。

これらは一般的なデータ型の一部ですが、データベース管理システムによっては追加のデータ型が提供される場合もあります。

例えば、以下のようなコードを使用して、データベース内のテーブルを作成することができます。

CREATE TABLE users (
    id INT,
    name VARCHAR(50),
    email VARCHAR(100),
    birth_date DATE
);

ここでは、usersという名前のテーブルが作成されており、idnameemailbirth_dateという列が含まれています。それぞれの列には適切なデータ型が指定されています。

データ型の選択はデータの性質に合わせて行う必要があります。適切なデータ型を選択することで、データの整合性や効率的なクエリの実行を確保することができます。

以上が、SQLにおけるデータ型の概要です。