SQLのCROSS APPLYとJOINの比較


  1. CROSS APPLY: CROSS APPLYは、特定の行に対して関連する複数の行を取得するために使用されます。通常、サブクエリやテーブル値関数と組み合わせて使用されます。CROSS APPLYの主な特徴は以下の通りです。
  • APPLY句内のサブクエリやテーブル値関数は、APPLY句の前のFROM句のテーブルと関連付けられます。
  • APPLY句内のテーブル値関数は、各行に対して個別に評価されます。
  • APPLY句内のサブクエリやテーブル値関数の結果セットは、APPLY句の前のFROM句のテーブルと結合されます。

以下は、CROSS APPLYのシンプルな例です。

SELECT *
FROM Orders
CROSS APPLY (
  SELECT *
  FROM OrderDetails
  WHERE OrderDetails.OrderID = Orders.OrderID
) AS OD
  1. JOIN: JOINは、複数のテーブルの間で関連する行を結合するために使用されます。JOINはさまざまなタイプがあります(INNER JOIN、LEFT JOIN、RIGHT JOIN、FULL JOINなど)。JOINの主な特徴は以下の通りです。
  • JOIN句のON句で指定された条件に基づいて、テーブル間の結合が行われます。
  • JOIN句の前のFROM句に指定されたテーブルが結合されます。
  • 結合された結果セットは、SELECT句で指定されたカラムを含む結果となります。

以下は、JOINのシンプルな例です。

SELECT Orders.OrderID, Customers.CustomerName
FROM Orders
JOIN Customers ON Orders.CustomerID = Customers.CustomerID

以上の例では、CROSS APPLYとJOINの基本的な使い方を紹介しました。どちらの方法を選択するかは、クエリの要件やテーブル間の関係によって異なります。必要に応じて、適切な方法を選択してください。