データベースの「on update cascade」についての解説


以下に、この機能の使用方法を説明し、いくつかのコード例を示します。

  1. 外部キー制約の作成 まず、外部キー制約を作成する必要があります。たとえば、テーブルAがテーブルBの外部キーを参照する場合、次のようなSQL文を使用します。
CREATE TABLE A (
    id INT PRIMARY KEY,
    b_id INT,
    FOREIGN KEY (b_id) REFERENCES B(id) ON UPDATE CASCADE
);

上記の例では、テーブルAのb_idカラムがテーブルBのidカラムを参照しています。そして、ON UPDATE CASCADE句が指定されています。

  1. 参照先テーブルでの更新 次に、テーブルBで行の更新が行われた場合、参照しているテーブルAの関連する行も自動的に更新されます。
UPDATE B SET id = 100 WHERE id = 50;

上記の例では、テーブルBのidカラムが50の行が100に更新されています。この更新により、テーブルAにおいても関連する行が自動的に更新されます。

  1. コード例の応用 「on update cascade」は、データベースのデータ整合性を維持するために非常に便利です。例えば、顧客情報を持つテーブルAと、その顧客が行った注文を示すテーブルBがあるとします。テーブルAの顧客IDがテーブルBの外部キーとして参照されている場合、顧客IDが変更された場合に注文情報も自動的に更新されます。

これにより、データベース内の関連するデータを手動で更新する必要がなくなります。

以上が、「on update cascade」の概要と、その使用方法についての解説です。データベースの参照整合性を維持するためにこの機能を活用することで、データの整合性を高めることができます。