Nuxt.jsでSSR(サーバーサイドレンダリング)を無効にする方法


Nuxt.jsはデフォルトでサーバーサイドレンダリング(SSR)を使用するため、ページを最初にサーバーサイドでレンダリングしてからクライアントに送信します。しかし、SSRを無効にする必要がある場合もあります。以下に、Nuxt.jsでSSRを無効にする方法をいくつか紹介します。

  1. nuxt.config.jsでSSRを無効化する方法: Nuxt.jsのプロジェクトルートにあるnuxt.config.jsファイルを開きます。export defaultのブロック内にあるexport default { ... }の下に、次のコードを追加します。

    export default {
     ssr: false
    }

    この設定により、プロジェクト全体でSSRが無効になります。

  2. ページごとにSSRを無効化する方法: 特定のページだけでSSRを無効にしたい場合は、以下の手順を実行します。

    • ページコンポーネント(.vueファイル)を作成または編集します。
    • <template>セクション内に<no-ssr>タグを追加します。
    <template>
     <no-ssr>
       <!-- ページのコンテンツ -->
     </no-ssr>
    </template>

    これにより、該当するページのみSSRが無効になります。

  3. ミドルウェアを使用してSSRを無効化する方法: 特定のルートでSSRを無効にする場合は、ミドルウェアを使用する方法もあります。

    • middlewareディレクトリ内にミドルウェアファイル(例: disableSSR.js)を作成します。
    • ミドルウェアファイルに以下のコードを追加します。
    export default function (context) {
     context.ssr = false
    }
    • nuxt.config.jsファイルでミドルウェアを使用するルートを指定します。
    export default {
     router: {
       middleware: 'disableSSR'
     }
    }

    これにより、指定したルートでSSRが無効になります。

これらの方法を使用することで、Nuxt.jsプロジェクトでSSRを無効にできます。適切な方法を選択して、プロジェクトの要件に応じてSSRを有効または無効にしてください。