トランザクションのSQL操作方法


  1. トランザクションの開始と終了: トランザクションを開始するには、データベース接続を確立し、"BEGIN TRANSACTION" または "START TRANSACTION" ステートメントを実行します。トランザクションの終了は、"COMMIT" ステートメントまたは "ROLLBACK" ステートメントを使用して行います。"COMMIT" ステートメントはトランザクションの変更を確定し、"ROLLBACK" ステートメントはトランザクションを取り消します。

  2. トランザクションのロールバック: トランザクションの一部が失敗した場合、ロールバックを使用してトランザクションを取り消すことができます。ロールバックは、"ROLLBACK" ステートメントを使用して実行します。ロールバックは、トランザクション中のすべての変更を取り消し、データベースをトランザクション開始前の状態に戻します。

  3. トランザクションの保存点: トランザクション内の特定のポイントで、データベースの状態を保存するために保存点を使用することができます。保存点を作成するには、"SAVEPOINT" ステートメントを使用します。保存点を使用すると、後でその保存点までロールバックすることができます。

以下は、これらのトランザクション操作のいくつかのコード例です。

例1: トランザクションの開始と終了

BEGIN TRANSACTION;
-- トランザクションの処理
COMMIT;

例2: トランザクションのロールバック

BEGIN TRANSACTION;
-- トランザクションの処理
ROLLBACK;

例3: 保存点の使用

BEGIN TRANSACTION;
-- トランザクションの処理
SAVEPOINT savepoint_name;
-- 保存点以降の処理
ROLLBACK TO SAVEPOINT savepoint_name;