JPAで主キーを生成する方法


  1. 自動生成される主キー(Auto-generated primary key): JPAでは、主キーを自動生成するための機能が提供されています。通常は、データベースのシーケンスや自動インクリメントカラムを使用して主キー値が自動的に生成されます。以下は、主キーが自動生成されるエンティティの例です。

    @Entity
    public class MyEntity {
       @Id
       @GeneratedValue(strategy = GenerationType.AUTO)
       private Long id;
       // その他のフィールドとメソッド
    }

    この例では、@GeneratedValueアノテーションを使用して主キーの生成戦略を指定しています。GenerationType.AUTOは、JPAプロバイダに主キーの生成方法を任せることを意味します。

  2. ユニークな値に基づく主キー(Primary key based on unique values): エンティティの主キーを、他のフィールドの値に基づいて生成することもできます。以下は、フィールドの組み合わせから主キーを生成する例です。

    @Entity
    public class MyEntity {
       @Id
       private String code;
       // その他のフィールドとメソッド
    }

    この例では、codeフィールドが主キーとなります。主キーの値は一意である必要がありますが、自動的に生成されるものではありません。

  3. カスタムの主キー生成(Custom primary key generation): 必要に応じて、カスタムの主キー生成方法を実装することもできます。たとえば、UUID(Universally Unique Identifier)を使用して主キーを生成する場合は、以下のようなコードを使用できます。

    @Entity
    public class MyEntity {
       @Id
       @GeneratedValue(generator = "uuid2")
       @GenericGenerator(name = "uuid2", strategy = "org.hibernate.id.UUIDGenerator")
       private UUID id;
       // その他のフィールドとメソッド
    }

    この例では、HibernateのUUIDGeneratorを使用してUUID形式の主キーを生成しています。

これらはJPAで主キーを生成するための一般的な方法のいくつかです。プロジェクトの要件や好みに応じて適切な方法を選択してください。