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ブローカーの可用性を確認する: 最初に、ブローカーが正常に稼働していることを確認します。ブローカーが起動していることと、正しいポート番号(デフォルトは9092)でリスンしていることを確認します。
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ネットワーク接続を確認する: ブローカーがローカルホスト(localhost)またはIPアドレス127.0.0.1でリスンしている場合、ネットワーク接続に関する問題が考えられます。ネットワーク接続を確認し、必要に応じてファイアウォールやネットワーク設定を調整します。
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ブローカーのログを確認する: Kafkaブローカーのログを確認し、エラーメッセージや警告を探します。ログファイルは通常、Kafkaのインストールディレクトリ内の
logs
ディレクトリにあります。問題の特定に役立つ情報が含まれているかもしれません。 -
クライアントの設定を確認する: クライアントアプリケーションの設定を確認し、正しいブローカーアドレス(localhostまたはIPアドレス)とポート番号が指定されていることを確認します。また、セキュリティ設定(TLS/SSLなど)が必要な場合は、正しく設定されているかも確認します。
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クラスタの状態を確認する: もしクラスタ内に複数のブローカーがある場合、他のブローカーへの接続が可能かどうかを確認します。クラスタ内の他のブローカーに接続できる場合、問題は特定のブローカーに関連している可能性があります。
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ブローカーを再起動する: ブローカーが正常に動作していることを確認した場合でも、一時的な問題が原因で接続エラーが発生することがあります。ブローカーを再起動してみてください。
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コード例とエラーハンドリング: 以下に、Javaクライアントを使用してKafkaブローカーに接続するための簡単なコード例を示します。
import org.apache.kafka.clients.producer.KafkaProducer;
import org.apache.kafka.clients.producer.ProducerRecord;
import java.util.Properties;
public class KafkaExample {
public static void main(String[] args) {
Properties props = new Properties();
props.put("bootstrap.servers", "localhost:9092");
props.put("key.serializer", "org.apache.kafka.common.serialization.StringSerializer");
props.put("value.serializer", "org.apache.kafka.common.serialization.StringSerializer");
try {
KafkaProducer<String, String>producer = new KafkaProducer<>(props);
ProducerRecord<String, String> record = new ProducerRecord<>("topic_name", "key", "value");
producer.send(record);
producer.close();
} catch (Exception e) {
e.printStackTrace();
// エラーハンドリングコードを追加することもできます
}
}
}
上記の例では、bootstrap.servers
プロパティにブローカーアドレスとポート番号を指定し、Kafkaプロデューサーを使ってメッセージを送信しています。エラーハンドリングコードを追加して、例外が発生した場合に適切な処理を行うようにします。