TypeScriptでcrypto-jsをインポートする方法と使用例


まず、crypto-jsをインストールします。ターミナルまたはコマンドプロンプトを開き、プロジェクトのルートディレクトリに移動して以下のコマンドを実行します:

npm install crypto-js

インストールが完了したら、TypeScriptファイルでcrypto-jsをインポートすることができます。以下のように、必要な関数やクラスを選んでインポートします:

import { AES, enc } from 'crypto-js';

上記の例では、AES暗号化とエンコーディング関連の機能をインポートしています。他にも、SHA-256やMD5などのハッシュ関数も利用できます。

それでは、実際にcrypto-jsを使用する方法を見てみましょう。以下はAES暗号化と復号化の例です:

const message = 'Hello, World!';
const secretKey = 'secretpassword';
// 暗号化
const encryptedMessage = AES.encrypt(message, secretKey).toString();
// 復号化
const decryptedMessage = AES.decrypt(encryptedMessage, secretKey).toString(enc.Utf8);
console.log('暗号化:', encryptedMessage);
console.log('復号化:', decryptedMessage);

上記のコードでは、AES.encrypt()関数を使用してメッセージを暗号化し、AES.decrypt()関数で復号化しています。

これ以外にも、crypto-jsにはさまざまな暗号関連の機能があります。例えば、ハッシュ関数を使ってパスワードのハッシュ化や、Base64エンコード/デコードなどが可能です。

以上が、TypeScriptでcrypto-jsをインポートして使用する方法の簡単な紹介です。暗号化やハッシュ関数の利用についてさらに詳しく知りたい場合は、crypto-jsの公式ドキュメントをご参照ください。

このブログ投稿では、TypeScriptでcrypto-jsを使った暗号化と復号化の例を紹介しました。暗号関連の機能を利用する際には、必ずセキュリティに注意して実装してください。