Intel 64アセンブリ言語を使用したHello Worldプログラムの作成方法


まず、テキストエディタで新しいファイルを作成し、拡張子が.asmのファイルとして保存します。次に、以下のコードをファイルに追加します。

section .data
    hello db 'Hello, World!',0
section .text
    global _start
_start:
    ; メッセージを表示するためにシステムコールを呼び出す
    mov eax, 4 ; sys_writeシステムコールの番号
    mov ebx, 1 ; 標準出力のファイルディスクリプタ
    mov ecx, hello ; メッセージのアドレス
    mov edx, 13 ; メッセージの長さ
    int 0x80 ; システムコール呼び出し
    ; プログラムを終了するために終了システムコールを呼び出す
    mov eax, 1 ; sys_exitシステムコールの番号
    xor ebx, ebx ; 終了コードを0に設定
    int 0x80 ; システムコール呼び出し

このコードは、データセクション(.data)で"Hello, World!"という文字列を定義し、テキストセクション(.text)でシステムコールを使用してメッセージを標準出力に表示します。最後に、終了システムコールを呼び出してプログラムを終了します。

このアセンブリコードを実行するには、以下の手順を実行します。

  1. アセンブル: ターミナルで、nasm -f elf64 hello.asmを実行します。これにより、アセンブリコードがオブジェクトファイルに変換されます。

  2. リンク: ターミナルで、ld -o hello hello.oを実行します。これにより、オブジェクトファイルが実行可能ファイルにリンクされます。

  3. 実行: ターミナルで、./helloを実行します。"Hello, World!"というメッセージが表示されます。

以上が、Intel 64アセンブリ言語を使用してHello Worldプログラムを作成する方法です。必要なコードと手順を提供しましたので、ぜひ試してみてください。