まず、パズルの問題をグラフ探索の問題に変換する必要があります。このために、パズルの状態をノードとし、各状態間の移動可能性を辺とするグラフを作成します。このグラフの隣接行列を用意することで、ノード間の移動可能性を表現することができます。
以下に、隣接行列を使用したブランチアンドバウンド法の実装例を示します(Python言語を使用しています):
import numpy as np
def branch_and_bound(adj_matrix, start_node, goal_node):
num_nodes = len(adj_matrix)
visited = [False] * num_nodes
path = []
best_cost = np.inf
best_path = []
def backtrack(current_node, current_cost):
nonlocal best_cost, best_path
if current_node == goal_node:
if current_cost < best_cost:
best_cost = current_cost
best_path = path.copy()
return
visited[current_node] = True
path.append(current_node)
for next_node in range(num_nodes):
if adj_matrix[current_node][next_node] != 0 and not visited[next_node]:
backtrack(next_node, current_cost + adj_matrix[current_node][next_node])
visited[current_node] = False
path.pop()
backtrack(start_node, 0)
return best_path, best_cost
この実装では、adj_matrix
は隣接行列を表す二次元配列です。各要素adj_matrix[i][j]
は、ノードi
からノードj
への移動コストを表します。start_node
は開始ノードのインデックス、goal_node
は目標ノードのインデックスです。
branch_and_bound
関数は、最も効率的な経路とそのコストを返します。best_path
には最適な経路が、best_cost
にはそのコストが格納されます。
この実装例を使用すると、任意のパズルの問題に対してブランチアンドバウンド法を適用することができます。隣接行列を適切に設定し、開始ノードと目標ノードを指定することで、最適な解を見つけることができます。
以上が、隣接行列を使用したブランチアンドバウンド法のパズル解法の実装例です。この手法を使って、様々なパズルの解を探索することができます。