groovy.json.JsonException: JSON解析エラーのトラブルシューティング方法


  1. JSONフォーマットの問題:

    • JSONデータが正しいフォーマットであることを確認してください。JSONオブジェクトはダブルクォーテーションで囲まれた文字列である必要があります。シングルクォーテーションを使用している場合は、ダブルクォーテーションに変更してみてください。
  2. エスケープ文字の処理:

    • JSON文字列内にエスケープ文字(バックスラッシュ)が含まれている場合、正しく処理されているか確認してください。エスケープ文字は正しい順序で使用する必要があります。例えば、\nは改行文字を表します。
  3. Unicodeエンコーディング:

    • JSONデータ内にUnicode文字(特に非ASCII文字)が含まれている場合、エンコーディングに関連する問題が発生している可能性があります。JSONデータを正しいUnicodeエンコーディング(通常はUTF-8)で保存していることを確認してください。
  4. JSONパーサーのバージョン:

    • 使用しているGroovyバージョンとJSONパーサーの互換性に問題があるかもしれません。最新のGroovyバージョンを使用し、JSONパーサーのドキュメントを参照して、推奨されるバージョンを確認してください。
  5. 例外のハンドリング:

    • Groovyコード内でJSON解析を行う際に例外処理を行っているか確認してください。例外が発生した場合に適切にキャッチしてエラーメッセージを表示することで、トラブルシューティングが容易になります。

以下は、GroovyでJSONを解析するための基本的なコード例です。

import groovy.json.JsonSlurper
try {
    def jsonString = '{"name":"John","age":30,"city":"New York"}'
    def jsonSlurper = new JsonSlurper()
    def jsonObject = jsonSlurper.parseText(jsonString)

    // JSONデータのアクセス例
    def name = jsonObject.name
    def age = jsonObject.age
    def city = jsonObject.city

    // アクセスしたデータの表示
    println("Name: " + name)
    println("Age: " + age)
    println("City: " + city)
} catch (groovy.json.JsonException e) {
    println("JSON解析エラー: " + e.getMessage())
}

上記のコードでは、JsonSlurperクラスを使用してJSONを解析し、JSONオブジェクトのデータにアクセスしています。例外が発生した場合は、groovy.json.JsonExceptionをキャッチしてエラーメッセージを表示します。

以上が、GroovyでJSON解析エラーをトラブルシューティングするための一般的な手順とコード例です。お使いのコードや具体的な問題に合わせて適用してみてください。