LCA(最小共通祖先)二分木のテストケース


LCAを見つけるための一般的なアルゴリズムは、以下の手順に従います:

  1. 二分木の根ノードからスタートします。
  2. 現在のノードが、与えられた2つのノードのいずれかと一致するかどうかを確認します。もし一致すれば、そのノードがLCAです。
  3. 現在のノードが与えられた2つのノードのどちらとも一致しない場合、現在のノードの左の部分木と右の部分木に対して再帰的に探索を行います。
  4. 左の部分木と右の部分木の探索結果を比較し、以下の場合に対応する処理を行います: a. 左の部分木と右の部分木の探索結果が両方ともnullでない場合、現在のノードがLCAです。 b. 左の部分木の探索結果がnullでない場合、左の部分木の探索結果がLCAです。 c. 右の部分木の探索結果がnullでない場合、右の部分木の探索結果がLCAです。 d. どちらの部分木の探索結果もnullの場合、LCAは存在しません。

このアルゴリズムを実装するためには、二分木のノードを表すクラスを作成し、再帰的な探索を行う関数を実装します。また、テストケースを作成してアルゴリズムが正しく動作するかどうかを確認することも重要です。

以下に、PythonでのLCAの二分木のテストケースの例を示します:

class TreeNode:
    def __init__(self, val=0, left=None, right=None):
        self.val = val
        self.left = left
        self.right = right
def find_lca(root, p, q):
    if root is None or root.val == p or root.val == q:
        return root

    left_lca = find_lca(root.left, p, q)
    right_lca = find_lca(root.right, p, q)

    if left_lca and right_lca:
        return root
    elif left_lca:
        return left_lca
    elif right_lca:
        return right_lca
    else:
        return None
# テストケースの作成
#        3
#       / \
#      5   1
#     / \ / \
#    6  2 0  8
#      / \
#     7  4
root = TreeNode(3)
root.left = TreeNode(5)
root.right = TreeNode(1)
root.left.left = TreeNode(6)
root.left.right = TreeNode(2)
root.right.left = TreeNode(0)
root.right.right = TreeNode(8)
root.left.right.left = TreeNode(7)
root.left.right.right = TreeNode(4)
p = 5
q = 4
lca = find_lca(root, p, q)
print(f"LCA of {p} and {q} is: {lca.val}")

このテストケースでは、与えられた二分木の中でノード5とノード4の最小共通祖先(LCA)を見つけるためにfind_lca関数を使用しています。出力結果は「ノード5とノード4のLCAは3です」となります。

このように、LCAを見つけるためのシンプルで簡単な方法とコード例を提供しました。これを基にして、LCAの問題に関するブログ投稿を作成することができます。