Terraform destroyコマンドのプレビュー方法と使用例


コマンドを提供しています。

destroyコマンドを実行すると、Terraformは指定したインフラストラクチャを削除しますが、実際にコマンドを実行する前に、どのリソースが削除されるのかを事前にプレビューすることができます。これにより、意図しない削除や予期せぬ影響を事前に確認することができます。

以下に、Terraformのdestroyコマンドのプレビュー方法と使用例を示します。

  1. プレビューの実行方法

Terraformのプレビュー機能を使用するには、terraform planコマンドを実行します。このコマンドは、Terraformが実際にインフラストラクチャを変更する前に、変更内容を表示します。

$ terraform plan -destroy

上記のコマンドを実行すると、Terraformは現在の状態と変更予定の状態を比較し、削除されるリソースのリストを表示します。

  1. プレビューの結果の解釈

terraform planコマンドの出力結果は、プレビューの結果を示しています。以下は、一般的な出力の例です。

Plan: 10 to destroy
Do you really want to destroy all resources?

上記の例では、10個のリソースが削除される予定であることが示されています。実際の環境に影響を与える前に、このリストを確認し、削除するリソースが意図したものであることを確認してください。

  1. コード例

以下に、destroyコマンドの使用例を示します。

resource "aws_instance" "example" {
  ami           = "ami-0c55b159cbfafe1f0"
  instance_type = "t2.micro"
}
resource "aws_security_group" "example" {
  name        = "example"
  description = "Example security group"
}
...
terraform {
  required_version = ">= 0.12"
}
provider "aws" {
  region = "us-west-2"
}
module "example_module" {
  source = "./example_module"
}

上記のコードでは、aws_instanceリソースとaws_security_groupリソースが定義されています。これらのリソースを削除するには、destroyコマンドを使用します。

$ terraform destroy

上記のコマンドを実行すると、Terraformは指定したリソースを削除しますが、プレビュー機能を使用して事前に削除されるリソースを確認することをおすすめします。

以上が、Terraformのdestroyコマンドのプレビュー方法と使用例です。Terraformのインフラストラクチャの変更や削除を行う際には、常にプレビュー機能を利用して意図しない変更を防ぐようにしましょう。