Terraformは、プロバイダーと呼ばれるプラグインシステムを使用して、異なるクラウドプロバイダー(AWS、Azure、Google Cloudなど)に対応しています。これにより、異なるクラウド環境で一貫した方法でインフラストラクチャーを管理できます。
Terraformを使用すると、クラウドプロバイダーのAPIを直接呼び出すことなく、コードでインフラストラクチャーを定義できます。これにより、クラウドベンダーロックインのリスクを軽減し、異なるクラウドプロバイダー間での移行を容易にします。
ただし、Terraformはクラウドプロバイダーごとに異なるリソースや機能をサポートしています。そのため、Terraformのコードを書く際には、対象のクラウドプロバイダーのドキュメントやリソースの設定方法について理解する必要があります。
また、Terraform Cloudというサービスを使用すると、Terraformのコードを管理し、実行するためのワークフローを簡素化することができます。Terraform Cloudは、複数のクラウドプロバイダーに対応しており、クラウドプロバイダーに依存しない設定を共有することができます。
したがって、Terraformはクラウドに依存しないインフラストラクチャー管理ツールであり、マルチクラウド環境で使用することができます。