デフォルトVPCには、事前に定義された設定がいくつかあります。例えば、デフォルトVPCは、デフォルトでパブリックサブネットとプライベートサブネットを持ち、インターネットゲートウェイに接続されています。また、デフォルトセキュリティグループも自動的に作成されます。
デフォルトVPCを使用することで、簡単にAWSリソースをセットアップすることができます。新しいEC2インスタンスやRDSデータベースを作成する際には、デフォルトVPC内で直接リソースを作成することができます。
ただし、デフォルトVPCはAWSアカウントごとに1つしか存在しないため、複数のプロジェクトや環境を分離したい場合には、カスタムVPCを作成することが推奨されます。カスタムVPCを作成すると、より細かいネットワーク設定やセキュリティ設定を行うことができます。
以下に、デフォルトVPCとカスタムVPCの作成方法の例を示します(AWS CLIを使用した場合):
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デフォルトVPCの作成:
aws ec2 create-default-vpc
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カスタムVPCの作成:
aws ec2 create-vpc --cidr-block 10.0.0.0/16
以上がAWSのデフォルトVPCについての概要です。デフォルトVPCを使用するか、カスタムVPCを作成するかは、プロジェクトの要件やセキュリティ上の考慮事項に基づいて選択する必要があります。