AWS VPCのデフォルトVPCとは何ですか?その利点を説明します


デフォルトVPCは、AWSアカウントを作成した際に自動的に作成されるVPCです。デフォルトVPCは、AWSリージョンごとに1つ存在し、ユーザーが明示的にVPCを作成しない場合は、デフォルトVPCが使用されます。

デフォルトVPCの利点は以下の通りです:

  1. 簡単なセットアップ: デフォルトVPCは自動的に作成されるため、追加の設定や手順は不要です。初心者にとっては特に便利で、素早くAWSリソースを利用できます。

  2. インターネットへのアクセス: デフォルトVPCは、インターネットゲートウェイに接続されているため、AWSリソースにインターネットからアクセスすることができます。これにより、パブリックIPアドレスを持つEC2インスタンスなどのリソースに直接アクセスできます。

  3. サブネットの自動作成: デフォルトVPCでは、サブネットも自動的に作成されます。これにより、異なるアベイラビリティーゾーンにおいて、ネットワークの冗長性を確保することができます。

  4. セキュリティグループの自動設定: デフォルトVPCでは、セキュリティグループも自動的に設定されます。セキュリティグループはファイアウォールの役割を果たし、ネットワークトラフィックの制御を行います。

  5. スケーラビリティ: デフォルトVPCは、必要に応じて拡張することができます。追加のサブネットやリソースを作成することで、ネットワークの容量を柔軟に拡大することができます。

デフォルトVPCはAWSの初心者にとって便利なオプションですが、特定の要件やセキュリティ上の考慮事項に基づいてカスタムVPCを作成することも可能です。カスタムVPCでは、より細かいネットワーク設定やセキュリティポリシーの管理が可能となります。