AWS VPC - NATデバイスとは何ですか?


NATデバイスは、VPC内のプライベートサブネットにあるインスタンスがインターネットへの通信を行うために使用されます。プライベートサブネット内のインスタンスは、パブリックIPアドレスに直接アクセスすることができません。その代わりに、トラフィックはNATデバイスを介してルーティングされ、NATデバイスがプライベートIPアドレスをパブリックIPアドレスに変換して、インターネット上のリソースと通信します。

NATデバイスには、主に2つのタイプがあります。

  1. NATゲートウェイ: AWSが提供するマネージドサービスであり、高いスループットと可用性を持つため、一般的に推奨されます。NATゲートウェイは、VPC内のプライベートサブネットへのアウトバウンドトラフィックを処理します。

  2. NATインスタンス: EC2インスタンスを使用してNATデバイスを作成する方法です。NATインスタンスは、カスタマイズ可能な構成オプションを提供しますが、スループットや可用性はNATゲートウェイに比べて劣る場合があります。

NATデバイスを設定するためには、以下の手順が必要です。

  1. VPC内にパブリックサブネットを作成します。
  2. NATゲートウェイまたはNATインスタンスをパブリックサブネットに配置します。
  3. ルートテーブルを設定して、プライベートサブネットのトラフィックがNATデバイスを経由するようにします。

これらの手順に従ってNATデバイスを設定することで、VPC内のプライベートサブネットのインスタンスがインターネットと通信できるようになります。

以上が、AWS VPCにおけるNATデバイスの概要です。