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プライベートIPアドレス: プライベートIPアドレスは、VPC内のリソースに割り当てられる内部的なアドレスです。これらのIPアドレスは、VPC内のインスタンスやサービスとの通信に使用されますが、インターネット上では直接到達することはできません。プライベートIPアドレスは、VPC内で一意である必要がありますが、同じVPC内の他のリージョンと重複することがあります。
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パブリックIPアドレス: パブリックIPアドレスは、インターネットから直接到達可能なIPアドレスです。AWSのVPCでは、インターネットゲートウェイを介してパブリックIPアドレスをVPC内のリソースに割り当てることができます。パブリックIPアドレスを持つインスタンスは、インターネットから直接アクセスできるため、公開されたウェブサイトやアプリケーションに使用されます。
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エラスティックIPアドレス: エラスティックIPアドレス(EIP)は、パブリックIPアドレスの一種ですが、静的に保持できるIPアドレスです。通常、インスタンスを停止または再起動すると、新しいパブリックIPアドレスが割り当てられますが、EIPを使用すると、インスタンスに固定のIPアドレスを割り当てることができます。これは、ドメインネームシステム(DNS)への変更やクライアントからの接続先の変更を最小限に抑えるのに役立ちます。
以上が、AWS VPCで使用されるプライベートIPアドレス、パブリックIPアドレス、エラスティックIPアドレスの違いと使い方の概要です。これらのIPアドレスを適切に使用することで、AWSのVPC内でのネットワーク設定を効果的に管理できます。