Ansibleのfirewalldモジュールの動作原理と使用方法


Ansibleのfirewalldモジュールは、以下の手順で動作します:

  1. Ansibleのインベントリファイルに、firewalldを管理する対象のホストを指定します。

  2. AnsibleのPlaybook内でfirewalldモジュールを使用するタスクを定義します。例えば、新しいファイアウォールルールの作成、既存のルールの変更、ルールの削除などの操作が含まれます。

  3. firewalldモジュールのパラメータを設定します。これには、対象となるルールのポート番号やプロトコル、ソースIPアドレスなどが含まれます。

  4. Ansibleの実行時に、指定されたタスクが実行されます。Ansibleは対象のホストに接続し、firewalldモジュールを使用して対象の設定を変更します。

以下は、firewalldモジュールの使用例です:

- name: Create a new firewall rule
  firewalld:
    zone: public
    service: http
    permanent: yes
    state: enabled
- name: Change an existing firewall rule
  firewalld:
    zone: public
    port: 22/tcp
    permanent: yes
    state: enabled
- name: Remove a firewall rule
  firewalld:
    zone: public
    port: 8080/tcp
    permanent: yes
    state: disabled

このように、Ansibleのfirewalldモジュールを使用すると、簡単かつ効果的にfirewalldの設定を管理することができます。これにより、ネットワークセキュリティの強化やルールの一貫性を確保するための自動化が可能となります。