- mut: Rustでは、変数のミュータビリティ(可変性)を明示的に指定する必要があります。変数をミュータブル(mutable)にするには、mutキーワードを使用します。ミュータブルな変数は値の変更が可能です。
例:
fn main() {
let mut x = 5;
println!("xの初期値: {}", x);
x = 10;
println!("xの新しい値: {}", x);
}
- const: constは、不変な値(定数)を宣言するためのキーワードです。constで宣言された変数は、一度初期化されるとその値を変更することはできません。また、constはコンパイル時に評価されるため、実行時に値が変わることはありません。
例:
const PI: f64 = 3.14159;
fn main() {
println!("円周率: {}", PI);
}
- 変数: Rustでは、letキーワードを使用して変数を宣言します。変数はミュータブル(mut)またはイミュータブル(immutable)のいずれかであり、デフォルトではイミュータブルです。イミュータブルな変数は一度初期化されると値を変更することはできません。
例:
fn main() {
let x = 5; // イミュータブルな変数
let mut y = 10; // ミュータブルな変数
println!("xの値: {}", x);
println!("yの値: {}", y);
y = 20; // yの値を変更
println!("変更後のyの値: {}", y);
}
以上がRustにおけるmut、const、および変数の違いについての解説です。これらの概念を理解することで、Rustで安全で効率的なコードを記述する際に役立ちます。