CakePHP 4でのCRUD操作の実装方法


  1. データベースの設定: CakePHP 4では、データベース接続の設定は config/app_local.php ファイルで行います。このファイルでデータベースのホスト名、ユーザー名、パスワード、データベース名などを設定します。

  2. モデルの作成: CRUD操作を行うためには、まず対応するモデルを作成する必要があります。モデルはデータベーステーブルとの対応を持ち、操作を行うためのメソッドを提供します。例えば、ArticlesTable.phpという名前のファイルを作成し、ArticlesTableクラスを定義します。

  3. コントローラの作成: コントローラはモデルとビューの間の仲介役です。CRUD操作を実行するためのアクションメソッドを作成します。例えば、ArticlesController.phpという名前のファイルを作成し、ArticlesControllerクラスを定義します。アクションメソッド内でモデルのメソッドを呼び出してCRUD操作を行います。

  4. ビューの作成: ビューはユーザーにデータを表示するためのテンプレートです。CRUD操作に関連するビューファイルを作成し、必要なフォームやリンクを配置します。例えば、記事一覧を表示するためのindex.ctpや、新しい記事を作成するためのadd.ctpなどのファイルを作成します。

  5. CRUD操作の実装: CRUD操作の実装は、コントローラのアクションメソッド内で行います。以下に、各操作の例を示します。

    • Create(作成): 新しいレコードを作成するために、create()メソッドを使用します。モデルオブジェクトのプロパティを設定し、save()メソッドを呼び出してデータベースに保存します。

    • Read(読み取り): データベースからレコードを取得するために、find()メソッドを使用します。条件に一致するレコードを取得するためには、where()メソッドを使用することもできます。

    • Update(更新): レコードを更新するために、get()メソッドで対象のレコードを取得し、プロパティを変更してsave()メソッドを呼び出します。

    • Delete(削除): レコードを削除するために、get()メソッドで対象のレコードを取得し、delete()メソッドを呼び出します。