LAMPPをインストールしている場合、通常はPHPのパスが自動的に設定されます。しかし、一部の場合ではパスが正しく設定されず、PHPファイルが実行されないことがあります。以下に、パス設定の方法といくつかの解決策を示します。
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PHPのパスを確認する LAMPPをインストールしたディレクトリに移動し、PHPの実行ファイルが存在することを確認します。通常、デフォルトの場所は「/opt/lampp/bin/php」です。もし異なる場所にインストールした場合は、そのパスをメモしておきます。
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環境変数を設定する PHPのパスを環境変数に設定することで、システム全体でPHPを実行できるようになります。ターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。
export PATH="/opt/lampp/bin:$PATH"
上記の例では、LAMPPをデフォルトの場所にインストールした場合のパスを設定しています。もし異なる場所にインストールした場合は、適切なパスに置き換えてください。
環境変数の設定は一時的なものであり、セッションが終了するとリセットされます。恒久的に設定するには、
.bashrc
や.profile
ファイルに上記のコマンドを追加します。 -
Apacheの設定を確認する Apacheの設定ファイルを編集して、正しいPHPのパスを指定する必要がある場合があります。以下のコマンドでApacheの設定ファイルを開きます。
sudo nano /opt/lampp/etc/httpd.conf
ファイルを開いたら、
<IfModule mime_module>
ブロック内にある以下の行を確認します。AddType application/x-httpd-php .php
この行が存在しない場合、もしくはパスが間違っている場合は、以下のように修正します。
AddType application/x-httpd-php /opt/lampp/bin/php
修正が完了したら、ファイルを保存して閉じます。
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Apacheを再起動する 設定の変更を反映させるためにApacheを再起動します。以下のコマンドを実行します。
sudo /opt/lampp/lampp restart
Apacheが正しく再起動されれば、PHPのパスの設定が完了したことになります。