phpMyAdminの最大アップロード容量の設定とエラーの解決方法


  1. php.iniファイルの設定: phpMyAdminの最大アップロード容量は、PHPの設定によって制御されます。まず、php.iniファイルを編集する必要があります。以下の手順を実行してください。

    • php.iniファイルを見つけて開きます。一般的な場所は、PHPのインストールディレクトリにあるはずです。
    • ファイル内で、以下の設定を探します:
      upload_max_filesize = 2M
      post_max_size = 8M

      これらの値は、アップロードの最大容量を制御しています。必要に応じて、適切な値に変更します。例えば、"upload_max_filesize = 10M"のように設定すると、最大アップロード容量が10メガバイトになります。

    • 変更を保存して、php.iniファイルを閉じます。
  2. phpMyAdminの設定の変更: phpMyAdmin自体も、アップロード容量の制限を持っています。以下の手順で設定を変更します。

    • phpMyAdminのインストールディレクトリに移動します。
    • libraries/config.default.phpという名前のファイルを探します。
    • ファイルを開き、以下の行を見つけます:
      $cfg['UploadDir'] = '';

      この行の下に、以下の設定を追加します:

      $cfg['MaxFileSize'] = 100000000;

      この例では、最大ファイルサイズを100MBに設定しています。必要に応じて、適切な値に変更します。

    • 変更を保存して、ファイルを閉じます。
  3. サーバーの設定の確認: アップロード容量の制限は、サーバーの設定によっても制御される場合があります。以下の手順で設定を確認します。

    • サーバーの管理パネルにアクセスします。
    • ファイルアップロードの制限に関連する設定を探します。一般的な設定は、"MaxFileSize"や"MaxRequestSize"です。これらの値を必要に応じて変更します。設定の場所や方法は、使用しているサーバーによって異なりますので、ホスティングプロバイダーやサーバーのドキュメントを参照してください。
  4. アップロードエラーの解決: もしアップロード中にエラーが発生した場合、以下のポイントを確認してください。

    • アップロードするファイルのサイズが、制限値を超えていないか確認します。
    • PHPのメモリ制限や実行時間制限が原因でアップロードが中断されている可能性があるので、これらの設定を確認します。
    • エラーメッセージを確認し、具体的な原因を特定します。たとえば、「ファイルの種類が許可されていません」というエラーメッセージが表示される場合、phpMyAdminの設定ファイルで許可されているファイル拡張子を確認します。

以上が、phpMyAdminの最大アップロード容量の設定とエラーの解決方法の概要です。これにより、大容量のファイルをphpMyAdminに正常にアップロードできるようになるはずです。