Windowsで複数のPHPバージョンをインストールする方法


  1. PHPのバージョン管理ツールをインストールする 複数のPHPバージョンを管理するためには、バージョン管理ツールが必要です。ここでは、php-buildというツールを使用します。以下の手順でインストールします。

    • Gitをインストールします。Gitはphp-buildの依存関係です。
    • GitHubからphp-buildのリポジトリをクローンします。
      git clone https://github.com/php-build/php-build.git
    • php-buildを適当な場所に配置します。
  2. PHPのバージョンをインストールする 続いて、実際のPHPバージョンをインストールします。以下の手順を実行します。

    • コマンドプロンプトを開き、php-buildのディレクトリに移動します。
    • インストールしたいPHPバージョンのソースコードをダウンロードします。例えば、PHP 7.4.15の場合は以下のコマンドを実行します。
      php-build/bin/php-build 7.4.15 C:\php\7.4.15
    • インストールが完了すると、指定したディレクトリにPHPがインストールされます。
  3. 環境変数を設定する インストールしたPHPバージョンを使用するためには、環境変数を設定する必要があります。以下の手順を実行します。

    • コントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの詳細設定」を選択します。
    • 「環境変数」ボタンをクリックします。
    • 「システム環境変数」のセクションで、新規作成をクリックします。
    • 変数名に「PHP_HOME」、変数値にインストールしたPHPのディレクトリのパスを入力します。例えば、C:\php\7.4.15。
    • 「OK」をクリックして変更を保存します。
  4. PHPのバージョンを切り替える これで複数のPHPバージョンがインストールされ、環境変数も設定されました。次に、PHPのバージョンを切り替える方法を説明します。

    • コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。
      set PATH=%PHP_HOME%;%PATH%
    • これにより、PHPのバージョンが切り替わります。

以上で、Windowsで複数のPHPバージョンをインストールする方法が完了です。これにより、異なるバージョンのPHPを簡単に切り替えて使用することができます。