OpenSSLコマンドの使用方法

2024-02-09 01:06 OpenSSL 暗号化 証明書
  1. 証明書の作成と管理: 証明書は、SSL/TLS通信のセキュリティを確保するために使用されます。OpenSSLコマンドを使用して、自己署名証明書や商用証明書を作成および管理することができます。以下は、自己署名証明書の作成手順の例です。
openssl req -newkey rsa:2048 -nodes -keyout key.pem -x509 -days 365 -out cert.pem
  1. 暗号化と復号化: OpenSSLコマンドを使用して、ファイルやデータの暗号化と復号化を行うこともできます。以下は、AES暗号方式を使用したファイルの暗号化と復号化の手順の例です。
# ファイルの暗号化
openssl enc -aes-256-cbc -salt -in plaintext.txt -out encrypted.txt
# ファイルの復号化
openssl enc -aes-256-cbc -d -in encrypted.txt -out decrypted.txt
  1. ハッシュ関数の使用: OpenSSLコマンドを使用して、ハッシュ関数（例: SHA-256）を計算することもできます。以下は、文字列のハッシュ値を計算する手順の例です。
echo -n "Hello, world!" | openssl dgst -sha256
  1. SSL/TLSサーバーの設定: OpenSSLコマンドを使用して、SSL/TLSサーバーの設定を行うこともできます。以下は、サーバー証明書と秘密鍵の組み合わせを使用したサーバーの起動手順の例です。
openssl s_server -cert cert.pem -key key.pem -accept 4433

これらは、OpenSSLコマンドの一部の使用例です。さまざまなセキュリティ関連の操作を実行するために、さらに多くのオプションやコマンドが提供されています。公式のドキュメントやオンラインリソースを参照しながら、さまざまな操作を試してみてください。