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Telnetのインストール: Linuxディストリビューションによっては、デフォルトでTelnetクライアントがインストールされている場合があります。もしインストールされていない場合は、パッケージマネージャを使用してTelnetクライアントをインストールしてください。
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Telnetサーバーの起動: Telnetサーバーを起動するには、root権限で以下のコマンドを実行します。
sudo systemctl start telnetd
Telnetサーバーはデフォルトではポート23で動作します。
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Telnetポートの設定: Telnetポート番号を変更する場合は、Telnetサーバーの設定ファイルを編集する必要があります。設定ファイルの場所と名前は、ディストリビューションによって異なる場合がありますが、一般的には
/etc/inetd.conf
や/etc/xinetd.d/telnet
などのファイルを編集します。ポート番号を変更した後は、サーバーを再起動する必要があります。 -
Telnetクライアントから接続: Telnetクライアントを使用してTelnetサーバーに接続するには、以下のコマンドを実行します。
telnet <サーバーのIPアドレス> <ポート番号>
例えば、TelnetサーバーのIPアドレスが192.168.0.100でポート番号が50000の場合、以下のように実行します。
telnet 192.168.0.100 50000
Telnetクライアントが正常に接続されると、リモートコンピュータのコマンドラインプロンプトが表示されます。
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セキュリティの考慮事項: Telnetはデータを平文で送信するため、セキュリティ上の脆弱性があります。セキュリティを強化するためには、代わりにSSH(Secure Shell)を使用することを検討してください。SSHはデータを暗号化して送信するため、より安全なリモートアクセス手段です。
以上がLinuxにおけるTelnetポートの使用方法と設定方法の概要です。Telnetを使用する際にはセキュリティ上の注意点を念頭に置き、必要に応じて適切な対策を講じてください。