Bashの履歴を制限して行数を減らす方法


  1. 履歴の行数制限の設定方法

Bashの履歴の行数を制限するには、以下の手順に従います。

Step 1: Bashの設定ファイル(通常は「.bashrc」または「.bash_profile」)を開きます。

Step 2: ファイルの末尾に、以下の行を追加します。

HISTSIZE=1000
HISTFILESIZE=1000

上記の例では、履歴の最大行数を1000行に設定しています。必要に応じて、この値を変更してください。

Step 3: ファイルを保存し、Bashセッションを再起動するか、以下のコマンドを実行して変更を反映させます。

source ~/.bashrc
  1. 履歴の自動削除

Bashでは、履歴の自動削除を設定することもできます。これにより、一定期間経過した古い履歴が自動的に削除されます。以下に、例を示します。

Step 1: Bashの設定ファイルを開きます。

Step 2: ファイルの末尾に、以下の行を追加します。

HISTCONTROL=ignoredups:erasedups
HISTTIMEFORMAT='%F %T '

Step 3: 追加した行の下に、以下の行を追加します。この例では、30日以上経過した履歴が自動的に削除されます。

export HISTIGNORE="&:ls:[bf]g:exit"
export HISTFILESIZE=
export HISTSIZE=
export HISTTIMEFORMAT=""
export HISTCONTROL=ignoredups
export HISTCONTROL=ignorespace
export HISTCONTROL=ignoreboth
export HISTCONTROL=erasedups
export HISTCONTROL=erasedups:ignorespace
export HISTCONTROL=erasedups:ignoredups
export HISTCONTROL=erasedups:ignorespace:ignoredups
export HISTCONTROL=erasedups:ignoreboth
export HISTCONTROL=erasedups:ignorespace:ignoreboth
export HISTCONTROL=erasedups:ignoredups:ignoreboth

必要に応じて、削除する期間や無視するコマンドを調整してください。

Step 4: ファイルを保存し、Bashセッションを再起動するか、以下のコマンドを実行して変更を反映させます。

source ~/.bashrc

これで、Bashの履歴の行数を制限し、自動的に古い履歴を削除する設定が完了しました。これにより、シェルのパフォーマンスが向上し、履歴の管理が容易になります。