- uiファイルの変換: Qt Designerで作成したGUIデザインは、.uiという拡張子を持つXML形式のファイルとして保存されます。このuiファイルをPythonコードに変換するには、PyQtまたはPySideといったQtライブラリを使用します。
以下はPyQtを使用した例です:
from PyQt5 import QtWidgets, uic
# uiファイルのパス
ui_file = "path/to/your/ui/file.ui"
# UIをロード
app = QtWidgets.QApplication([])
window = uic.loadUi(ui_file)
# UIを表示
window.show()
# アプリケーションを実行
app.exec()
以下はPySideを使用した例です:
from PySide2 import QtWidgets, QtUiTools
# uiファイルのパス
ui_file = "path/to/your/ui/file.ui"
# UIをロード
app = QtWidgets.QApplication([])
loader = QtUiTools.QUiLoader()
ui_file = QtCore.QFile(ui_file)
ui_file.open(QtCore.QFile.ReadOnly)
window = loader.load(ui_file)
# UIを表示
window.show()
# アプリケーションを実行
app.exec_()
- コード内でUI要素を操作する: Qt Designerで作成したGUIデザインには、各UI要素(ボタン、テキストボックス、ラベルなど)に対応するオブジェクトがあります。これらのオブジェクトをPythonコード内で操作することができます。
例えば、Qt Designerで作成したボタンについて、そのクリックイベントを処理するPythonコードを次のように書くことができます:
# ボタンのクリックイベントハンドラ
def button_clicked():
print("ボタンがクリックされました")
# ボタンオブジェクトの取得とイベントハンドラの設定
button = window.findChild(QtWidgets.QPushButton, "button_name")
button.clicked.connect(button_clicked)
- カスタムコードの追加: Qt Designerで作成したGUIデザインには、自動生成されたコードの他に、カスタムコードを追加することもできます。カスタムコードを追加するには、uiファイルをPythonコードに変換した後に、必要な箇所にコードを追記します。
例えば、カスタム関数を追加する場合は、次のようになります:
# カスタム関数の定義
def custom_function():
print("カスタム関数が呼び出されました")
# カスタム関数の呼び出し
custom_function()
以上がQt DesignerからPythonコードへの変換方法と例です。これらの方法を使用して、GUIデザインをPythonアプリケーションに統合することができます。