Luaでは、関数が呼び出されると、関数内の処理が実行され、最後に戻り値を返すことができます。関数の戻り値は、関数呼び出し元で変数に代入することができます。以下に、関数の戻り値を使用する基本的な方法を示します。
-- 関数の定義
function addNumbers(a, b)
local sum = a + b
return sum
end
-- 関数の呼び出しと戻り値の利用
local result = addNumbers(3, 4)
print(result) -- 7
上記の例では、addNumbers
という関数が定義されています。この関数は、引数 a
と b
の和を計算し、その結果を return
ステートメントで返しています。関数を呼び出すと、その戻り値が変数 result
に代入され、最後に print
関数で結果が表示されます。
Luaでは、関数は複数の戻り値を返すこともできます。以下に、複数の戻り値を返す関数の例を示します。
-- 複数の戻り値を返す関数の例
function getCoordinates()
local x = 10
local y = 20
local z = 30
return x, y, z
end
-- 関数の呼び出しと戻り値の利用
local posX, posY, posZ = getCoordinates()
print(posX, posY, posZ) -- 10 20 30
上記の例では、getCoordinates
関数が3つの変数 x
、y
、z
の値を返しています。関数を呼び出すと、それぞれの戻り値が変数 posX
、posY
、posZ
に代入され、print
関数で結果が表示されます。
このように、Luaでは関数の戻り値を柔軟に扱うことができます。適切な戻り値の処理を行うことで、より効果的なプログラムを作成することができます。