Linuxにおけるワイルドカードの使用方法と例


以下に、ワイルドカードの使用方法といくつかの例を示します。

    • (アスタリスク): 任意の文字列に一致します。例えば、*.txtは、拡張子が「.txt」で終わるすべてのファイルに一致します。
  1. ? (クエスチョンマーク): 任意の1文字に一致します。例えば、file?.txtは、「file1.txt」や「fileA.txt」といったファイルに一致しますが、「file12.txt」には一致しません。

  2. [] (ブラケット): 指定した文字のいずれか1文字に一致します。例えば、file[123].txtは、「file1.txt」、「file2.txt」、「file3.txt」といったファイルに一致しますが、「file4.txt」には一致しません。

  3. {} (カーリーブラケット): 指定した文字列のいずれかに一致します。例えば、{apple,banana,orange}.txtは、「apple.txt」、「banana.txt」、「orange.txt」といったファイルに一致します。

これらのワイルドカードは、コマンドラインで使用することができます。例えば、次のようなコマンドを実行することができます。

ls *.txt    # 拡張子が「.txt」で終わるすべてのファイルを表示する
rm file?.txt    # 「file1.txt」や「fileA.txt」といったファイルを削除する
cp file[123].txt destination/    # 「file1.txt」、「file2.txt」、「file3.txt」といったファイルを指定したディレクトリにコピーする

ワイルドカードを使用することで、複数のファイルやディレクトリを一度に操作することができます。また、ワイルドカードを組み合わせることも可能です。

このように、ワイルドカードを活用することで、効率的なファイル操作が可能となります。